採血だけで済むからリスクが低い

採血だけで済むからリスクが低い

採血だけで済むからリスクが低い 妊娠したけれど、お腹の中の赤ちゃんの状態が気になりませんか。
出生前診断はいくつかの種類がありますが、その中でも比較的新しくリスクが低い検査がNIPTです。
新型出生前診断とも呼ばれています。

この検査の最大の特徴は、採血だけで済むことです。
妊婦さんの血液の中に含まれている胎児のDNAを調べることで、胎児の状態を知ることができます。
DNAは遺伝子情報がたくさん詰まっていますので、これを調べることでどのような先天性の病気を患うのかを知ることができます。

NIPTは、ダウン症候群と18トリソミーと13トリソミーの3つの染色体異常について知ることができる検査です。
3つだけと思われるかもしれませんが、これらは染色体異常の70%を占めますので決して少ないわけではありません。
妊婦さんにとって採血だけでこれだけのわかるのであれば、リスクがとても低いので安心できます。
他の出生前診断と比べてもリスクがかなり低い検査です。

NIPTが陽性の場合のその後の検査方法とは

NIPTが陽性の場合のその後の検査方法とは NIPTの検査結果には陰性と陽性、そして判定保留の3つがあります。
母親の体から採血した血液を調べることによってダウン症候群などの染色体異常を見つけることができ、さらに精度も99.1%と大変高いものの、実際には染色体異常がない偽陽性となることもあります。
そのため検査結果が正しく得られない時に判定される、判定保留であっても本当に染色体異常が起きていないかを確定する、羊水検査や絨毛検査をその後に受けることが多いです。
NIPT検査を受けるのは35歳以上の高齢出産であることが多く、結果によっては本当に子供を産んで良いのか悩むことが多いです。
さらに陰性と出たとしてもNIPTは非確定的検査の部類になっており、全く染色体異常の可能性がないとは言い切れません。
NIPT検査を行う場合は、事前に家族、医療関係者と話し合いやカウンセリングを受け、どのように向き合っていくのかなど、しっかりとした考えを持って臨む必要があります。